私は10代のころからぽっちゃりとした性格でした。子供のころはそんな体型も可愛いと言ってもらえたのですが、20代になってからは、それが男性からすると敬遠されやすい体型だとわかって、自分のぽっちゃり体型を卒業したいと思うようになりました。中にはぽっちゃりだからこそ好きという人もいるのはわかっていましたが、自分としてもスリムな身体に憧れていたこともあって、筋トレやダイエットをがんばったのです。本格的に身体を変え、見事生まれ変わることに成功したのは22歳のときなんですが、ちょうど社会人になったタイミングでもあり、これまでの私では信じられないほどに多くの男性からのアプローチを受けました。多くは同世代なんですが、年上の男性もいましたし、同時に複数の相手から口説かれるなんていうこともありました。
ダイエットに成功したことで私は生まれてはじめてのモテ期に入ったのです。最初はそれを楽しみ、男性とのデートなどを楽しんでいたのですが、徐々にそれだけでは満足できずにセフレを作るようにもなりました。彼氏はすでにいたのですが、それだけでは満足できなくて、いろいろな男性たちから必要とされる自分になりたかったのです。これまで見向きもされなかったために、その反動のような感じです。結局、セフレは最も多いときには4人もいました。今はふたりだけですが、彼氏以外に身体を求めてくる男性がいるという状況はやはり長年モテなかった私にしてみれば簡単には手放せない状況なのです。私は太っていたころには気づきませんでしたが、口元がエロいみたいです。それをチャームポイントだと言ってくれる人もいますし、男の人たちもそこを気に入って口説いてくる人がたくさんいます。
今でこそ相手を見分けながら選別して、口が堅そうな相手だけを選んで身体を許している私ですが、前はそういう選別もしないで来るもの拒まずのような状態でした。だから、セフレが4人とか意味不明な数にまでなってしまっていたのですが、やはりなんでもかんでも受け入れてしまうと身体の相性が良くない人も出てきてしまうんです。私が好きなエッチがどのようなものであるのかを説明するのは言葉にすると難しいんですが、当然ながら好き嫌いはあるんです。それにうまく合っていればいいんですが、合っていないとどうしても、ただの事務的なエッチのようなものになってしまったり、あまり気持ち良くないのに気持ち良いと言わないと悪いような気がして、結果的に遊びの関係なのに気を遣うような関係になってしまったりして、それでは意味がないと思うようになってきたのです。
そのために、それ以降は相手をきちんと見極めるようにしました。とはいえ、見た目だけで相手の性癖などがわかるわけでもないので、ほとんどは賭けです。彼氏にバレたりするのは嫌でしたから、口が堅そうな相手だけを選別して、そのあとはなんとなく話をしながら相手の性癖とか好みを探っていたような感じです。だからこそ、賭けに負けてまったくもって相性が良くなかったケースもたくさんありますが、以前よりは相性の良い相手に巡り合える可能性が高くなってような気がしています。また、最近は相性が良くないと思ったら即座に切るようにしています。向こうからまた会いたいと誘われてもそれには応じないようにしています。
私が札幌市に住んでいるので、地元の人とも多く関係を持っていますが、仕事でたまに来るような人とも関係を持つんですが、そういう仕事でたまに来る人の場合、出張先にセフレがいるっていう状況はすごく楽しいらしくて、しつこく何度も誘ってきます。それこそ出張で市内に滞在中は何度も連絡してきます。そういう相手に捕まるとややこしいんですが、これまでまったくモテなかった人生なので、やはり男性から求められるのはたまらないものがあります。あまり相性が良くなくても、向こうからあまりにも懇願されてしまうと、また1回くらいはエッチしてあげてもいいかなって思うこともあって、応じてしまうこともあります。相手が地元の人ではないという安心感もあるからこそ、そういうことができるのですが、やはり基本的には相性がとても大切だと思っているので、そのようなケースは特例と言えます。とにかく今の私は痩せたことによって手に入れたモテ期をとことん楽しんでおり、これがなくなるまでは今の状態のまま遊び続けたいって思っています。
